株式会社 日立製作所
Hitachi Data Hub
製品概要
Hitachi Data Hubは、現場における生産状況や設備稼働状況など、さまざまなデータをリアルタイムに収集・加工・蓄積するための機能を提供します。
PLC*、ゲートウェイ、他社のIoTプラットフォームなどと連携し、容易にデータを収集することができます。また、収集したデータに対して、リアルタイムに加工することができ、利活用しやすい形で蓄積することが可能です。このデータ加工のためのロジックはGUIによりノンプログラミングで容易に設定することができます。
* PLC:Programmable Logic Controller
解決できる課題
- 作業実態をリアルタイムに情報収集、活用することが可能
- 収集したデータの加工を、GUIで容易に設定・管理が可能
- 高い拡張性で、スモールスタートから大規模なシステムまで対応
- コンポーネントの多重化、クラスタ構成による高い可用性により障害発生時にも安定稼働を維持
- 高いセキュリティ技術により、不正通信からデータを保護
製品/ソリューション概要
PDCAサイクルをスピーディーに回せる
現場の状況を把握し、データに基づいたPDCAサイクルをスピーディーに回せます。現状を分析した後に、対策を立案(Plan)し、生産活動を実行(Do)します。実行結果を分析(Check)し、そこから改善計画を策定して現場にフィードバック(Action)することで、経営判断の迅速化につながります。 現場のデータをリアルタイムに可視化することで、問題発生時も影響範囲を最小限に抑えることができます。 PoCのための小規模な環境から、大規模な工場まで、収集するデータ規模に対応してシステムを構成することが可能です。また、クラスタ構成に対応し、システム構成を柔軟に変更できます。
* PDCA:Plan Do Check Action
* PoC:Proof of Concept
データの収集・加工・蓄積をもっと効率的に
さまざまなクラウド環境やオンプレミス環境に搭載できるHitachi Data Hubを利用することで、短時間でシステムを構築できます。システム設計・プログラミングの工程を容易にして、1か月程度かかる構築期間を3日程度に短縮します。 収集したデータは、タグ付け、フォーマット変換、桁合わせなどの加工が行われ、データベースへ格納されます。 データは、JSON化やファイル化、演算処理など、用途に合わせて利活用しやすい形式に変換できます。
* 構築期間の短縮は一定の条件を満たす事で実現します。
* JSON:JavaScript Object Notation
全体最適の視点で、新たな課題の抽出・解決につなげる
これまで工程ごと、機器ごとにバラバラだったデータを集約することで、現場状況における全体の流れを捉えることができます。新たな視点で課題を抽出・解決し、生産性向上、品質向上、原価低減を推進します。
高いセキュリティ技術で、大切な工場のデータの漏えいを防ぐ
Hitachi Data Hubに接続する機器を相互に認証し、通信を暗号化することで、安全に現場のデータを収集できます。独自のセキュリティトークンによって、不正通信のリスクを低減します。

製品サポート
製品に関する情報は、以下をご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/products/it/IoTM2M/list/datahub/
Red Hat OpenShift対応のバージョンは、Hitachi Data Hub v4.4のものになります。製品の改良により予告なく変更になることがあります。
お問い合わせ
ご購入、お見積もりのご相談や、製品に関するご購入前のお問い合わせについては、以下をご参照ください。
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/it/IoTM2M/jp/general/form.jsp