株式会社 日立製作所
uCosminexus OpenTP1
製品概要
分散トランザクションマネージャuCosminexus OpenTP1は、Linuxなどオープンシステム上の分散コンピューティング環境で、オンライントランザクション処理を実現できるTPモニタです。これまでの実績に裏打ちされた、高信頼オンライントランザクション処理を実現するTPモニタとして、ミッションクリティカルシステムを支えます。
オンプレミス環境のほか、パブリッククラウドやコンテナ環境でのシステム構築が可能です。
解決できる課題
- 高い信頼性:アプリケーション障害やシステム障害の自動回復により、システム全体の信頼性向上をはかるとともに、コンテナを別系統で自動起動することで、システムの可用性を高めています。
- 安定した処理性能:スケジューリング機能によりサーバ上で動くプロセス数を絞り込むことで、資源の有効利用、負荷分散を実現。高性能、高トラフィックなトランザクション処理を実現します。また、利用負荷に応じて稼働コンテナ数を自動調整することでコストを最適化できます。
- 多様なアプリケーション間通信:サーバ間、コンテナ間のクライアント/サーバ通信により分散トランザクションシステムを構築できます。これにより業務形態に柔軟に対応できます。
製品/ソリューション概要
さまざまな状況において 基幹システムを安定稼働
uCosminexus OpenTP1は、メインフレームから受け継いだ技術でシステムの基盤を支えます。万が一の障害に備えるリカバリ機能やジャーナル取得などで高い信頼性を確保します。また、パブリッククラウド環境では障害時のホットスタンバイによる系切り替え機能や、コンテナ環境ではコンテナを別系統で自動起動することで、システムの可用性を高めています。
最適なアプリケーション実行環境を提供し、安定した処理性能を実現
アプリケーションへのサービス要求を効率よく処理するため、プロセス制御やスケジュール制御を行います。uCosminexus OpenTP1サーバ上で動作するアプリケーションのプロセスを管理し、立ち上がるプロセスを絞り込むことなどにより資源を有効に利用できます。また、絞り込まれたプロセスを効率よく利用する負荷分散スケジュール機能、動的プロセス生成機能を用い、細かなアプリケーションスケジュールが可能です。また、コンテナ環境では利用負荷に応じて稼働コンテナ数を自動調整できます。これにより、高性能、高トラフィックに対応可能なシステムの構築が可能です。
多様なアプリケーション間通信を提供し、業務形態に柔軟に対応
コンテナ環境においても、RPCやメッセージキューイングなど、同期通信/非同期通信を基本としたアプリケーション間通信により分散トランザクションシステムを構築できます。これにより業務形態に柔軟に対応できます。
RPC:Remote Procedure Call
※1:記載の仕様は2022年3月のものです。製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。
※2:Linux(R) is the registered trademark of Linus Torvalds in the U.S. and other countries.
製品サポート
uCosminexus OpenTP1:マニュアル
https://itpfdoc.hitachi.co.jp/Pages/document_list/manuals/opentp1V750.html
uCosminexus OpenTP1:ご購入後のサポートサービス
https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/opentp1/info/support/
お問い合わせ
ご購入前のお問い合わせ
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